浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

かぼすドリンク

◆たぶん今ぐらいの年齢のときに、母は自分を産んだんだよな。だからといってどうということもないのだけれど。ただ時間が経ったなあという感じで、最近よくわからないままに休みが終わって、一ヶ月が終わって、一年が終わって。何した?って問われてもなんにもしてない気がして、昔のことばかり思い浮かんできて、馬頭琴とか昔よく行ってたスーパーで買ってたヤンヤンつけボーとか、5%の消費税とか、旅先で買ってもらったかぼすドリンクが美味しかったこととか、練習試合で3Pシュートが決まって気持ちよくて脳が痺れたこととか、初恋とか。別に何もしてないこともないんだ。でも十年二十年経ったときに、友人の結婚式とかコロッセオとかを思い出すよりは、かぼすドリンクのことを思い出すんじゃないかなという気もする。