浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

愚痴

◆ひえー。世の中ひえーだよ。疲れた。私は疲れ申した。未来に対する希望がない。

まず私は仕事ができません。まだ本格的に働きだしてそう経っていないのでわからないけれど、おそらくできないと思われます。いくつかバイトやってたときに薄々感じてはいました。半年くらい続けていた中古スマホショップのバイトでは、結局レジ打ちを任されることはありませんでした。客になんか聞かれても全くわからないから、「少々お待ち下さい、詳しい人呼んできます」と言うただのロボットでした。自分には愛想のないペッパー君くらいの価値しかなかったと思います。でもペッパー君と違って、私は掃除ができました。出勤日は一時間くらいかけてきれいにガラスケースを拭く、それだけはだれにも負けなかった。自分が辞める一ヶ月前くらいに新人が入ってきたんだけど、一週間しないうちにレジ打ちマスターしてた。悲しかったかな。なんか半年居た自分よりすでに馴染んでいたし。出前館バイトでは寿司をこぼし、迷う要素ゼロの道を迷い、麻婆豆腐を店に忘れ、領収書が欲しいという客の要望を、よくわかんないという理由で断りました。あとでクレームの電話が入ったようです。それでも出前館バイトは楽しかったです。自分の失敗を基本自分で負うからです。他人に迷惑をかけるということが少ない(クレームの電話の件はおいといて)。まあマクロ的な話では出前館のイメージダウンに貢献はしているのかもしれないけれど、それは正直どうでもいいことです。痔が悪化したことを除いては良いバイトだったと今でも思います。

今の仕事の話です。びっくりするくらいミスが多い。まあ大きな仕事を任せられるわけではないので小さいミスばかりです。コピー機に書類を表裏にかける、もう一回確認してコピー機かけてもやっぱり表裏になる、窓を開けっ放しにして帰る、ついでに社会の窓も開けっ放しになっている。一人暮らしをして改めて実感しているのだけれど、自分はミスの多い人間です。既に新居の鍵をなくしました。スペアがあったからなんとかなっているものの、結構焦りました。家の鍵をつけっぱなしで外すのを忘れたことも数回あります。自炊をしているのだけれど、今ある食材を把握していないからダブって買ったり腐らせたりするのが常です。昨日とかズボンを洗うつもりで洗濯機回したのに、肝心のズボンが入ってなかったのだ。

家事での失敗は多いけれど、他人に迷惑をかけるわけではないので苦ではないです。要領が悪いから掃除洗濯料理で休日潰れるのは少し悲しいけれど。仕事ができないのがつらいのは、仕事ができないことが、往々にして他者に迷惑をかけるからです。まあでも別に他人に迷惑をかけることが心苦しいとか、そういうわけではないです。自分は性格のいい人間ではなく、いい性格してる人間なので、別に他人が自分のせいで仕事が増えようと割とどうでもいいです。どちらかというと、使えない人間だなと思われるのが嫌なのかもしれない。要するにええかっこしいなのですね。

まあ仕事だけが人生ではない、ということで仕事以外にも目を向けてみようと思うと、これも希望がない。恋愛なんてのも難易度が高く、ちょっと書くのも恥ずかしいんですが、まず異性と目を合わせることすらできない。正直相手の顔が良かったりすると同性ですらきついときがある。別にバイというわけではなくて、キラキラしたオーラみたいなのに気圧されるんですよね。趣味もない。強いて言うなら睡眠なんだけど、夢日記をつけたところで広がりがないよね。同好の士もできなさそうだし。睡眠って究極の一人でしかできない趣味ですね。他者を必要としない。一緒に寝るといったらまた意味合いが変わってくるし。

なんか悲しいな。自分の悩みがこうも凡庸なものなのが悲しいし、かといって凡庸だから大したことないのかといえばそれは違うし。たとえば親の死なんてのは大体の人間が遭遇するありふれたものだけど、だからといって大したことないかと言われるとそうでもないし。一番悲しいのは、この文章書いてるだけで日付が変わっちゃってることかな。