浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

三連休日記

◆土日はソードオブネクロマンサーをやる。増田で言及してた人がいて、安かったので買ったけど、よかった。よかったので、よさを共有したいと思ってネットのレビューとか見たらバランスが大味でやや単調、みたいな感じであんま褒められてなくて悲しかった。それは否めないけど、難しいタイプの大味じゃなくて緩いタイプの大味なので自分は好きでした。やっぱ自分は基本的にゲーム下手くそなので、ヒリヒリした戦闘よりもある程度脳死で突き進める余地があった方が良い。現実じゃなくてゲームでまで考えたくないし、苦労したくない。このゲームでいいところを挙げようとすると、ことごとくネタバレになるので挙げません。なんか安いしやってみるか、って感じでやるのが一番いいと思います。

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◆今日は本屋に行ってきた。文庫コーナーを眺めてペラペラめくったりめくらなかったりする。小さな街の中心部の小さな本屋で、とりたてて特別なところはないけど、なんだか雰囲気が好き。少し昔に物色してたとき、ドグラマグラ読みたい!って女子高生が母親に話しかけてたのがなんかよかった。森博嗣スカイクロラシリーズの文庫が置いてあったので、後ろのインタビュー記事だけ読む。森博嗣のような人間になりたい人生だった。あと小島秀夫が自分の影響を受けた作品について語る、みたいな本があってそれをチラッと読んだ。正月休みに小島秀夫野口聡一が対談している番組をなんとなしに見てたので、なんとなく気になる人物ではあった。そういや小島秀夫のゲーム一作もやったことないんだよな。その本で村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」が紹介されてて、確かにあれはすごい読書体験だった、エネルギーの塊みたいな小説だった、内容はなんも覚えてないけど。69のほうは少し覚えてて、真っ当に面白かったな、フォントいじりしてたのも印象的だった、とか色々思って、村上龍の他のやつを読もうと思った。そして村上つながりで村上春樹を読もうと思った。読むのは決まってて、世界の終わりとハードボイルドワンダーランド。もうタイトルが最高じゃないですか。自分は世界の終わりフェチで、世界の終わりとかWorld's endとか、そういう言葉を見ただけでテンションが上がってしまう。曲とかで言うと、くるりのワールズエンドスーパーノヴァミスチルのWorld's end、レイハラカミのOwari No Kisetsu。もっと言うと、世界の終わりに少女がついてるとさらに嬉しい。World's endって言葉が好きすぎて、中学生だか高校生の頃World's endでググったらWorld's end girlfriendっていうアーティストが出てきて、その名前の時点で既に好きになった。音楽の内容としてもすげー暴力的でかつ美しくて、つーか完全に今まで聴いたことないそれで、なんかこういう音楽を知ってる自分に優越感を抱いた。少女終末旅行とかも、名前の時点で既に勝利してるんだけど、作品としても自分のドストライクでびっくりしちゃった。あと、もうこれに関しては全く関係ないけど、森見登美彦を読もうと思った。