浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

◆誰とでも繋がれる世界だから誰とも繋がれない。そういう矛盾した世界に生きているのだと思う。どんな会社にでもエントリーシートは出せる時代になったから何十社受けても内定が出ないみたいなことが起きてしまうし、マッチングアプリなんかも話聞くと同じことが起きている。繋がりに物理的な制限があった時代では、就職にしろ恋愛にしろ選択肢が限られていて、だからこそ一つを選び取るしかなかった。でもいくら選択肢が増えようが、結局選び取ることができるのは一つに変わりない。ただ可能性だけがいたずらに膨れ上がっているから、みんな目が肥えてしまって妥協することが難しくなっているのかもしれない。少なくとも自分はそうで。だからどうすればいいのかと言ってもよくわからないんだけど。