浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

◆通りがかりに植わっている紫陽花が枯れつつある。新しく越してきた街は穏やかだがなにか物足りない。この街のこどもは静かだ。こどもは騒ぐものだと思っていたが、この街のこどもの落ち着きを見るにある程度躾の問題もあるのかもしれない。これはどの街でもそうだが、中心街を歩いているとそれなりに変な人*1に出くわす。限定的な具体例は出さないけれど、たとえば、風呂にはしばらく入ってないような風体で、全身紫の服を着ていて、大きな独り言で政権批判をしているみたいな、そういう感じの人。そういう人に出くわすと心がざわついてしまう。いつ自分が変な人になってもおかしくないのだ。いやそもそも既に自分は変な人かもしれない。狂気と正気との距離はそれほど離れていない。そういう感覚で俺は生きている。今日の仕事の帰り、散歩させられている老犬がうんこするその瞬間を見てしまった。老犬だからまだよかった。これがたとえばカンニング竹山だったらちょっとだめだったと思う。

*1:といえばいいのだろうか、どういうふうにいえばポリティカルにコレクトなのか