浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

◆ルーティンが欲しい。打席に立つ前のイチローがやるやつみたいな、ルーティンが欲しい。俺の人生にはルーティンが足りない。風呂入ったときに、身体を洗うか髪を洗うか、それすら未だに決まっていない。どっちを先に洗うか固定しようと考えたこともあったが、その固定した順番がわかんなくなるし、かといって忘れない努力を払うにはあまりに些末な事柄なので、順番固定計画は立ち消えとなってしまった。そもそも、自分は順番を覚えるのが苦手なのだ。ラジオ体操とかでも、順番が覚えられないので終始周囲の様子を伺い、それに合わせる羽目になる。中学の合唱コンでも、本番二日前の練習で一番の歌詞と二番の歌詞を思い切り間違えて顰蹙を買った。

重力は四天王の中でも最弱……

◆今日は暖かい日だったので、バイトを辞めた。太陽が眩しくて人を殺すのはさすがにいただけないが、バイトを辞めるのは別にどんな理由だろうとかまわないだろう。とはいっても急にバイトを辞めるのは初めての経験だったので、おっかなびっくりしながら退職の電話を掛ける。向こう側の人間の対応を見る限り、人が辞めるのはごくありふれた日常なのだろう。まあそういう感じのバイトではあった。多産多死型バイト。

◆近ごろ、公園人気がにわかに上昇している。平日の昼下がり、学ランやらセーラー服を着た集団が公園で遊ぶ姿をよく見かけるようになった。それとは無関係に、ベンチに座って酒を飲んでいるおっさんが居る。おっさんは昔から居る。今日はスーパードライを飲んでいた。ストロングゼロでも氷結でも金麦でもバーリアルでもなくスーパードライを飲んでいた。孤独に見える人間を見ると安心する。自分が孤独だからだろう。そのくせ近くに入られるとしんどくなってくる。引力より斥力のほうが強くて、どんどん離されてしまう。重力というのが弱すぎるからいけないのだ。きっとそうだ。

ここでうんこするぞ

◆部活帰り、羞恥心を一切覚えずに100円マックで1時間潰せた年の頃。アップルパイを頬張りながら、「エンタの神様は前半30分つまらんから後半30分から見てる」と彼は言った。それを聞いて、僕は負けたと思った。エンタの前半30分がつまらないのは僕だってとっくに知っていた。でも見ないという発想は自分には全くなかった。悔しかったので、僕はムキになって前半30分も今まで以上に熱心に見るようにした。エンタの前半30分。誰が出ていたのだろう。今となっては記憶が曖昧だ。フランチェンだいたひかる長井秀和は最初の方に出てたんじゃないか。それにしても、箸が転んでもおかしい年頃のガキからもつまらんと思われてたエンタの前半30分が不憫でならない。

断片024

◆やるべきことをなかなかこなせない人間というのが一定数いる。自分もその中のひとりであるが、やるべきことどころか、やりたいことすらできない。なんか、やるべきことも記憶できないし、やりたいことすら記憶できない。たぶん脳のキャパ的なあれである。記憶できないならメモすればいいじゃん、こち亀でいいじゃん(いいじゃん)、ってなるけど、ってか今ググったらドラマ版こちら葛飾区亀有公園前派出所の歌、作詞作曲小西康陽なのな。最近ピチカート・ファイブちょっとハマりだして、ってか慎吾ママのおはロック小西康陽じゃん。言われてみればそんな感じするわ。つよい。あれ、なんだっけ、なんのはなしだっけ。メモらなきゃってはなしか。うーん、メモはいいんだけど、なにをメモりゃいいかわからんし、メモったところでどこにメモ用紙置いたか忘れるし、Web上でメモればいいじゃん(いいじゃん)、と思っても自分がメモ用に使ってるWebサービス3つくらいあるし、ちょっと困る。こんな適当に文章書き散らして、これ消したくなるやつや、消したくなるやつ。自分は冗長さがある文章とか、とっちらかった文章とか、文体が軽めな文章が好きなんですけど、こういうのはなんか違うよな。違うと思う。コトリコさんとか真正引きこもりさんの文章が個人的に好きで、なんだろう、なにが好きかとか言われるとよくわからないけれど、そこまで大したことないことを大げさに書いているのが好きなのかな。コトリコさんの文章で、すべての文章に通底しているのは、脱力で。どうでもいいようなことを、どうでもいいよーって言いながら、何百字も何千字も書いちゃう、書けちゃうってのがクレバーさを感じてホント好き。どうでもいいものを広げる、膨らませるってのはまさしく教養のなせる業っていうか、むしろその能力こそを教養と定義してもいいくらい。現実の役に立つ知識は実学と呼ぶので。教養って直接的に役に立たない知識、とほとんど言い換え可能だと自分は思っている。今数学の勉強とかしてるんですけど、ある一定ライン超えると数学も実学じゃなく教養になってしまって、でも教養は楽しい。役に立たないものってのは根本的に楽しい。もちろん役に立つものも楽しい。真正引きこもりさんの文章は反復に満ちていて、読んでると変な汁が出るような気がする。趣旨自体に共感することはあんまりないけど、とにかく文章が好きで、変な汁出るし、気分が高ぶってくるし、アジテーションを文章化したらこうなるのだろうな、と思う。ものごとを反復するってのは、人間の快を得るもっともシンプルな手段で、音楽でも繰り返すし、笑いでも繰り返すし、数ヶ月バイトで一日ネジ回す仕事したんですけど、なんだか途中から楽しくなってきたし。ネジ回す仕事で思い出したんですけど、ここ最近Celesteっていう死にゲーやってたんですけど、これ、ネジ回しのバイトっぽいなって。死にゲーって単純作業なんですよ、決まったタイミングでジャンプできなかったら死ぬ。死んだら少し戻ってやり直し。ネジ回すのとそこまで変わらない。いや、ネジ回しより楽しいんですけど、終わったあとの疲労感と爽快感が混じった感覚とか、完全にネジ回しなんですよ。ここ数日、金の発生しない、いい感じの音楽とSEの発生するネジ回しを延々とやっていた。一応エンディングまで見ました。ってかピチカート・ファイブまじかっこいいな。ドラムとか完全テクノじゃん。サンプリング使ってんのか。うわーかっこいい。

今年読んだ本など

◆本自体ほとんど読まない年だった。記録も適当だしでよろしくない。記録に残っているやつは13冊。例年の5分の1くらい。なんだか書を捨てて街に出るというか、そんな感じの一年だった。今までのように、現実世界のまっさらな代替として文字の世界に飛び込むのではなく、あくまで自分自身を現実世界に投げ込んだ上で、その現実をデフォルメするものとして活字世界を活用する、そんな方向性で来年からやっていきたい。

◆今年は「地に足をつける」という自分なりの目標が達成されたように思う。来年からは、ざらざらした大地に立ちつつ、それでもなおつるつるとした世界を志向すること、これが目標となる。「局所的に生き、大域的に考えろ」


「ブッチャーズクロッシング
功利主義入門」
「火宅の人」
「火星の脳外科医」
「ベストセラーの書き方」
「人はなぜ先延ばししてしまうのか」
オブ・ザ・ベースボール
「ぐるぐる思考よ、さようなら」
「アップデートする仏教」
「脳の中の幽霊」
「ゲームの教科書」
桜前線開花宣言
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

スマブラSPのクリアゲッター埋めのTipsやメモなど

スマブラはみんなでテレビを囲ってするのが一番楽しいのだけれど、小学生や中学生の頃のようにパッと面子が集まるわけでもないので、ひたすら一人でプレイしている。一人でもなんだかんだ延々とやってしまう、そんな魅力がやはりスマブラにはある。そんな感じでアドベンチャーもなんだかんだでクリアしてしまったので、最近はクリアゲッターを埋める毎日だ。けっこうクセのある条件も多いので、攻略のメモ書き程度に残しておこうと思う。今回のクリアゲッターは8つのカテゴリに分かれていて、全部で124つの実績が存在する。


◎大乱闘
28個の実績が存在する。スマブラのメインモードであり、友達とか家族と遊んでいればいつの間にかクリアする条件も多い感じ。ただ、コンピュータ相手と戦う必要のある実績がけっこうたくさんあるので、それを紹介しようと思う。スピリッツとハンデは基本的にはつけるとダメだが、アイテムとかステージとかは自分の好きなように選べるので、苦戦するならばそこを変えるのも手。

  • CPとタイマンで勝つ(ストック2以上、Lv5、Lv9相手)
  • CPとタイマンで勝つ(体力500、Lv5、Lv9相手)
  • CPとタイマンで3点差以上をつける(時間制3分以内、Lv3、Lv5、Lv9相手)

純粋に力量が試される実績。Lv9はなかなか強いし、人間味があるというか、戦ってて普通におもしろい。アイテムとかステージとかはどこを選んでもいいが、アイテムなし戦場で堂々とコンピュータと戦うのも良いだろう。CPはLv9でも意外とアイテムに対する執着がないので、アイテムありのほうが有利に試合を進められるとは思う。

  • CPのLv9をルフレの百裂フィニッシュで撃墜する(時間制3分以内)

百裂フィニッシュとはなんぞや、となる(技表にも書かれていない)が、まあ百裂感のあるコマンドが弱攻撃連打しかないのでそれで撃墜してやると無事解除され、やはりという感じ。あくまで撃墜するのが条件で、勝つ必要もないので、フラットゾーンなどの狭いステージでやればあっさり解除できると思う。

  • CPに対して300%のハンデをつけて勝利(Lv3、Lv5相手)

300%のハンデがついているので、一撃くらえば即ふっとばされてしまう。レベルがそれなりなので、真面目にやると意外と苦戦してしまうかもしれない*1。安定して勝ちたいなら、神殿などの広いステージにして、時間制1分で逃げ回り、サドンデスにもつれ込ませるのが一番よいか。

ヤマブキシティとかフォーサイドのようなビルのステージで、ドンキーとかガノンドロフとかの空中下をやってればいける。と思う。決して勝つ必要もないので玉砕覚悟で狙いまくれ。メテオはスマブラの醍醐味というか、決まると一番気持ちいい攻撃なので結構たのしい実績でした。スマブラって4人対戦のイメージが強いけど、CP4人必要ってことは自分含めて5人対戦なので注意。

タイマンだとしんどいかもしれないけど、CP増やしさえすればなんてことのない実績。


"8人そろって対戦する"という実績があるけど、友達の少ない自分のような人間にとっては、獲得するのが一番困難なやつだ。とりあえずコンピュータ相手系の実績だけとっておいて、あとは放っておく。自分は現段階で28個中15個クリアという感じ。


◎アドベンチャー
全部で25個。とりあえずアドベンチャー全クリすればだいたい埋まる。最後まで残るのはすべてのアドベンチャースキルを習得するやつと、ノーミスで最終決戦に勝利かな。難易度ふつうで全クリすると、スキル全習得にはポイントが400~500くらい足らない感じになる。強くてニューゲームして、コツコツ倒していけばそのうち貯まるのだろうけれど、個人的にはそこまでやる気はないかな。ノーミスで最終決戦に勝利するのは、ネスを使うのが一番簡単かと。キーラの攻撃のうち、一つはサイマグネットで吸収可能*2なので、それで回復しながらやっていけばよい。攻撃力高いので気持ちいいくらい回復する。「すべてのアドベンチャースキルを習得」を除く24個をクリア。


◎スピリッツボード
全部で13個。実績狙いで特別なことをする必要があるのは、「ルーレットアイテムを使わずにルーレットを10回連続で当てる」くらいか。ノービス狙いでなんとかしよう。あと、持ち込みアイテムとか入れ替えアイテムをたまには使う。まあ無理に実績埋めようとはせず、時間をかけて気長にやっていくのがよろしいかと。13個中11個クリア。


◎スピリッツ
全部で9個。コメントすることも特にない。スピリット777種類は高い壁のように見えたが、いつの間にか集まってしまっていた。コンプ済み。


◎勝ち上がり乱闘
全部で17個。勝ち上がり乱闘は今までのオーソドックスなひとり用スマブラという感じで、スピリッツみたいなズルしてる/ズルされてる感がなくて一番楽しいひとり用モードだと思う。この中で一番鬼門なのはホンキ度9.9クリアだと思われる。マスターハンドクレイジーハンドの攻撃パターンが多彩になって、やたら強くなっているので、マスターハンドクレイジーハンドが最終戦になるようなキャラは避けたい。自分はリンクでクリアした。ほとんどタイマンで不確定要素が少ない上、ラスボスもガノンドロフで攻撃パターンが少なく、倒しやすかった。コンプ済み。


◎いろんなあそび
全部で9個。「百人組み手でケンを選び、ひとりで遊び、必殺技のみでクリア」これが地味にエグかった。ホンキ度9.9クリアより難しかったんじゃないか。そもそも百人組み手がエグくなっている。最後のほうに出てくるキャラ、あきらかに攻撃が激しい。そしてケンの必殺技はスキが多いので漫然とプレイしてるといとも簡単にやられる。特に昇龍拳はスキが多く、むやみに使うべきではない。ダメージを極力減らすには、敵から離れるのが一番簡単な策。波動拳をメインで使うべき。ただ、ニュートラルBで出る波動拳だとまるで吹っ飛ばないので、コマンドで出る波動拳を使う。これだと意外と吹っ飛んでくれる。コンプ済み。


◎オンライン
全部で13個。自分はオンラインは全くやってないので0個です。ここまでくると埋めたい感もある。


◎その他
全部で10個。コンプ済み。そこまで難しい実績はない。

*1:自分は真面目にやって苦戦してしまった

*2:なんか球発射するやつ