浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

断片023

◆社会において無能力な人間だと感じる機会が増えたので、少しでも武器になればと、プログラミングの勉強を始めた。IT業界は比較的労働形態の幅も広く、転職もデメリットにはなりにくいしで、飽きっぽい自分に合っているような気がしないでもない。寝る前にプログラミングをやると、目が冴えて全く眠れなくなるのでよくないので、寝る前にはやらないことにしている。吐き出すエラーに対してああでもないこうでもないと試行錯誤していると、ほんとにびっくりするくらい目が冴える。


◆テレビがついてる食堂とかラーメン屋があまり好きじゃない。大勢が見るものだから仕方がないが、こういう場所で流れる番組は決まって最大公約数的で、昼行ったらだいたいワイドショーやっている。俺はニュースが苦手で、それはニュースを見て嫌な気持ちになることはよくあるが、幸福な気持ちになることはほとんどないからだ。ニュースというものは基本的にめずらしい情報を伝えるものだ。『すべての幸福な家庭は互いに似ている。不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である。』とトルストイは書いたが、それを踏まえると幸福は代わり映えしないものなので、ニュースとしての価値はゼロに等しいのだろう。そんなわけでテレビのあるめし屋は苦手なのだが、この前行ったインドカレー屋はEテレの高校講座を流していたので好き。電気分解の授業を聞き流しながら食うカレーは最高でした。