浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

断片022(野球)

◆あんま野球に興味ない系の人間だけど、今年は野球中継をよく見ている。というか、弟が見ているのでつられて見るようになった。テレビ中継で得る以上の知識はなく、未だにどのポジションがどこを守っているかもわからないし、球種の区別もつかないけれど、にわかなりに楽しめるようにはなってきた。土地柄的にソフトバンクの試合ばっかりやっているし、それなりにソフトバンクの選手もわかってきたので、なんとなくソフトバンクを応援してる。けれど、ソフトバンクを応援するのも結構複雑で、金持ってて強いチームって、完全にヒールというか、あんまり応援しがいがない。西武がCS敗退したときの、辻監督の表情とか見ると、いや今年は西武がCS進んだほうが良かったのでは、とか思ってしまう。もしソフトバンクが勝ったところで、昨年日本一になったんだから今年も日本一にならなくてもいいのでは、広島が日本一になったほうが絶対盛り上がっただろう、と思うだろうし、かといって負けてしまうとそれはそれでつらい。どっちに転んでも幸福になれない。そういうことはあれど、これからもソフトバンクをなんとなく応援し続けるのだろう。ソフトバンクは守備がうまい人が多いのが楽しい。失策数もリーグ最少らしいし、守備で魅せるプレーも多い。捕りづらそうな球もみんなけっこう捕る。今日の試合でも出たけど、甲斐&高谷の盗塁阻止は痺れる。かっこいいプレイが出るのは基本守備なので、やっぱそこが強いチームの試合は見るの楽しい。反面打撃はよくわからない。多分球種とかがよくわかってないから打つ方のすごさみたいなのが伝わってこないんだと思う。中継を見る限りでは、打者の選球眼みたいなのは他のチームより無さげで、みんな来たボールとりあえず振る感じが素人目に感じられる。上林とか松田とかデスパイネとか、とにかく振る。柳田とかも来たボールとりあえず振るような雰囲気なのに、なんであんな打率高いんだ。なんか打撃はみんな技より力でゴリ押ししている感があるが、実際どうなんだ。ようわからん。


◆今日の試合、良かった。今シーズンのソフトバンクは強力な打撃陣と微妙な投手陣、そしてそれに輪をかけて強力な打撃陣と微妙な投手陣を擁する西武の存在もあり、全体的に大味な試合ばかりで、特にCSは大味っぷりが如実に現れていた。なんかそういう試合に慣れていたので、今日のヒリヒリした試合ほんといいなーと思った。

◆まあ野球中継は時間泥棒っすな。今日ほど長引かないにしろ平気で3時間くらいもっていかれるし、わりと暇なはずなのにこのところ可処分時間が短いように思われる。