浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

断片011

◆数年前、1万円もする良い感じの万年筆(パイロットのカスタム74ってやつ)を買って、文字を書くときはだいたいその万年筆を使っていた。けれど、久しぶりに100円のちゃちいシャーペンを使ってみたら、案外書き心地が良いというか、むしろ万年筆の書き味より好きだということに気がついてしまった。今持ってる万年筆って、金ペンだから書き味が良すぎて滑るんだよなあ。もちろん長時間書いても疲れないとかメリットはあるんだけど、あまりにスラスラ筆が進みすぎて字がぐじゃぐじゃになってしまう。シャーペンだと書き味がスムーズでないぶん、字も自ずと丁寧になる。いっそのこと鉛筆でもいいかもな。でも芯を削る面倒くささとか考えるとやっぱシャーペンがベストかもな。