浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

断片008

◆生の無意味さというと大げさだけど、なんか色々空しくなるようなことがあったとき、視点をミクロにもっていくよう意識している。日常が無意味に感じられるのは、きまって日常を俯瞰して見ているときで、高いところから見れば、日常は穴を掘ってそれをまた埋めるような繰り返しでしかない、と思ってしまう。けれど、微視的な見方をすれば、掘る穴の深さも形状も、土の硬さも毎回微妙に違っていて、そういうところに面白みを感じることもできちゃったりもする。