浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

カフェインについて

 些細なものでもいいから、日常で感じた諸々を書き留めていこう、というのがこのブログを立ち上げたときの趣旨だった。はずなのだが、幸いなことに(自分基準では)結構多くの方がブログを見に来られてるので、なんとなく肩肘を張ったものになってしまう。そして当然更新頻度は下がる。これからは、毒にも薬にもならないような記事をたくさん書くことで、ブログ記事のハードルを下げていきたい。

 で、毒にも薬にもなるカフェインの話。お茶、ココア、コーヒー、コーラ。みんな大好きな嗜好飲料にはだいたいこれが入っている。当然、これらの飲み物とはそれなりに長い付き合いだ。しかし、自分がカフェインに弱い体質であることに気づいたのはついこの前のことだった。

 自分は普段コーヒーを飲む人間じゃないのだけれど、その日の夜は妙にコーヒーの気分だったので、なんとなくセブンコーヒーを買ってみた。しかもRサイズじゃなくてLサイズ。喉が渇いていたのもあって、それを一気に飲み干したのがまずかった。心臓バクバク、謎の浮遊感、顔は熱くなる、頭が痛くなる、テンションがおかしくなる。それが収まると、猛烈な不安感に襲われる。このままずっと眠れないまま死んじゃうんじゃないか、という妄想じみた観念に取り憑かれる。あまりにきついので、カフェインでググッてみると、どうやらカフェイン過敏症というものがあるらしい。

精神症状

落ち着きがなくなる、緊張感、感覚過敏、多弁、不安、焦燥感、気分高揚、一時的な不眠症を生じる。重症になると、精神錯乱、妄想、幻覚、幻聴、パニック発作、取り乱す、衝動性などが現れ、酷いと自殺行為に及ぶ場合まである。神経質な人やうつ病、不安障害、パニック障害などを患っている人は重症化しやすく、症状の悪化をきたしやすい。

身体症状

胃痛、胸痛、吐気、嘔吐などの消化器症状、心拍数の増加(時に不整脈)[5]、心筋収縮の促進、心室細動、血流増大、動悸、呼吸が速くなる、頻尿など、循環器の症状。また一時的な筋骨格の持久力増進、振戦、むずむず感を生じる。重症化すると、足がつるなどの痙攣を起こし、歩行が困難になる。また、瞳孔拡大や顔が赤くなったり、頭痛を引き起こす。

カフェイン中毒 - Wikipedia

 カフェインを摂り過ぎると誰でもカフェイン中毒になるのだけれど、その閾値が低いのがカフェイン過敏症らしい。過敏症と言うほどではないかもしれないが、自分は恐らくカフェインに弱い体質であることは間違いない。だって、昔からコーヒー飲むたびに、胃がしょっちゅう痛くなったし、気分も高揚したもの。普段はすぐ寝るのに、たまにどうしようもなく眠れなくなることが今まであったが、あれはカフェインのせいかもしれぬ。なぜそんなものを今まで、(少ない頻度とはいえ)飲んでいたかと言われると、正直不思議なものである。

 そこで、今日は人体実験と称して、グリコのカフェオーレ、500ml入りを買って飲んでみた。美味しい。症状としては、不安と興奮がないまぜになったような妙な感情。胃がふわふわ浮いている感覚。ほんのりとした頭痛。頻尿。そして、投稿時間を見てもらえばわかるとおり、眠れない。これは役満ですわ。昔からカフェオーレは割と好きで飲んできたけど、正直ここまで効いた覚えはないので、多分カフェイン本来の薬効に加えて、プラシーボ効果のおまけがついている。自分がカフェインに弱いという認識を得た以上、もう今までのようにはカフェイン摂れないな。残念っちゃあ残念でもあるが、不眠に侵される頻度が低くなるであろうことを考えれば、まあ良いか。質の高い睡眠ほど幸せなものはない。