浅窓の平常

To the happy (or unhappy) few

スマホに入れたアプリを振り返る~ゲーム編①~

スマホはゲーム、少なくとも昔ながらのゲームをするには適してないデバイスだと未だに思っているので、*1コンシューマほど熱心にやってはいないのだけれど、そうはいってもスマホを使い始めて何年にもなるし、Google Playの履歴見てると懐かしくなってきたので、面白かったやつ中心にまとめてみる。



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DDRクローンの音ゲー。ネットに転がっている譜面ファイルと音源ファイルを入れることで様々な音楽で遊べるが、当然イリーガルなものが多い。飽きっぽい自分にしては結構やってた。丁寧に作ってさえいればつまらなくなりようがないジャンルのゲームではある。


https://play.google.com/store/apps/details?id=com.squareenix.android.imaginaryrange

イマジナリーレンジ。スクエニが2011年ごろに出した、マンガとゲームが両方楽しめるアプリ。ゲームはほとんどおまけみたいなものではあるが、マンガがなかなか面白くてよかった。ゲームも、単体としては微妙だがおまけとしてみるとなかなかいい感じ。総合的に満足度が高い作品だった。このアプリは無料ではあるけれど、多分エピソードごとに買い切りで出すつもりだったんだろうな。買い切りのケイオスリングスが出たのもこのあたりか。スクエニスマホアプリも今や、FFDQ以外はだいたい課金ゲーと化して、いサ終スレ*2の常連である。世知辛さを感じる。


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無料で無制限に遊べる弾幕ゲー。弾を避けるゲームとタッチパネルの相性はいい。他の有名な弾幕ゲーをやったことがないので、このゲームが弾幕ゲーとして質が高いのかはよくわからない。けど、繰り返しやったのは確か。そして難しい。NORMALを全クリするのがやっとだった。ミスしてからコンティニューまでのスピードとか速いし快適。


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FPS音ゲーにしろ弾幕ゲーにしろ、気になってはいるけれど金払ってまでやりたいと思わないジャンルのゲームは、基本無料で手に入るスマホゲーで済ましてしまうのだなあと思った。4~5年前にやってたアプリだけど、スマホでもこの画質なのかとちょっと感動した記憶がある。スマホだからどうしても操作が難しいが、それを差し引いても自分がFPSを不得手とする人間だということがわかった。


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この増田 はてなーってBrainWars強いの? を見たのがきっかけ。要は脳トレで世界中の人々と対戦するゲーム。レスポンスもよくて、どうぶつタワーバトル並みにすぐマッチングして手軽に戦えるのがいい。ゲームの内容も単純だが、対人戦の要素があるのでなかなか熱中する。よくできたゲームだと思う。対戦の合間にスタンプを送り合うことができて、あ、世界の人とつながっている! という感動が得られ、地味にいい。だが一つ難点があって、このゲーム、知識とか経験とかをほとんど要求しない。それ自体はいいのだが、そのことによって、脳の処理能力が高いヤツが常に勝つ、という救いようのない状況が生まれてしまう。時間をかけて練習したところで、生まれ持った処理能力の差に対しては無力である。こんなシビアなゲームはなかなかお目にかかれない。この手の処理能力はそこそこ自信があって、S級まではすんなり上がれたが、S級はマジでバケモンしかいなくてほぼ勝てず、すぐ降格した。そこで俺はこのゲームを辞めた。


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スマホで面白いゲームはいろいろあるけど、結局昔からあるゲームのスマホ版が一番面白いかもしれない。これは、ペンシルパズルスリザーリンクスマホでできるようにしたもの。ペンシルパズルだと数独ばかりが有名で、その次に有名なのがピクロスあたりで、それに比べればスリザーリンクはマイナーだが、面白さの点では全く引けをとってない。もっと広まって欲しい。このアプリの良いところは、リドゥ・アンドゥ機能があること、問題数の圧倒的な多さ、問題の練られ具合(高難易度のはマジで難しい。クリアできてないのばっかり)。しかも続編まである。惜しむらくは、スリザーリンクのルールを知らない人にとっては少し不親切なところか。


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スリザーリンク紹介したならこれも紹介しないと。マインスイーパだけど、運を全く必要とせず論理的にすべてのマスを開くことができるマインスイーパ。楽しい。レスポンスも良好。まあ、PCでマウスでやる快適さにはかなわないけど、空いた時間に手軽にできるというのはいい。



◆終わってみて思ったのだけれど、面白かったゲームをまとめるより質のあまりよくないゲームとかをまとめたほうが多分面白いわ。今度それやるかも。

*1:なにより物理キーが存在しないのが痛い。単純に細かい操作ができないし、なによりボタンを押したという感覚がないので、画面に映ったオブジェクトと身体とが一体化した感覚をどうも得にくい。通知などで集中が削がれるというのもある。

*2:5chにある『いかにもサービスが終了しそうなスマホゲーム』の略称。完全なレッドオーシャンと化したスマホゲー業界の闇が垣間見れて面白く、あと単純にダメなゲームが好きなのもあって、一時期見てた。

断片014

◆今日も眠れぬまま、気づけば空が青白んできた。ちょっと前から不眠の症状があって*1、少し前に精神科で軽めの眠剤をもらったりした。ここぞという時に使ってくださいと主治医はいうものの、エリクサーを出し惜しみする系の人間なので、飲むか飲まないか迷って結局こんな時間まで起きていることが結構ある。こんなことならさっさと飲んでおけばよかったのだ。それとも、今からでも飲んでおいたほうがいいのだろうか、ここまで起きていたのなら自然の眠気が来るまで待つべきなのか、ううむ、よくわからない。

マインスイーパができるようになった。マインスイーパの早解きって、結局初期盤面次第なところがある。かといって、反復を繰り返して地雷を探るスピードを高めないと好記録を出すことはできない。まるで人生だな*2

*1:不眠の症状自体は数年前からあったのだけれど、はじめは眠れないのなら眠らなきゃいいじゃないというマリー・アントワネットもかくやの精神でやってきて、そうこうしているうちに生活は破綻し、身体と精神がいよいよ不調をきたしてきて、まともな生活リズムを送ることを意識しはじめたのが一年ほど前

*2:世界にあるほとんどのものは人生の比喩として機能する

好きなことについて

◆趣味というか好きなことを見つけたくて、いろいろやってみたけれど、なんつーか、結局昔から好きだったことじゃないと続かないな。自分が現在好きといえるものは、たいてい幼い頃から好きだったことのように思う。新しい好きと出会うためには、過去を振り返るのが意外と近道だったりするかもしれない。ということで、昔好きだったことを思い出してみる。

◆小さい頃は何して過ごしていたのだろう。お絵描きとかしていたな。絵を描くというより、文字とか数字が好きで、スピードメーターとか電卓とか、空想上の機械とかそんなのばっかり描いていた記憶がある。幼稚園の頃に自分が描いた絵を見る機会が以前あったのだけれど、幼稚園児の絵としては異様に文字が多かった。とにかく記号だったり数字だったり、整然としたものに対する執着があった。同様に、テレビゲームとかワープロで遊ぶのも好きだった。テレビゲームにしろワープロにしろ、前と同じアクションをすれば、きちんと前と同じリアクションが返ってくる。人間だと、同じ行動をとっても、場合によって異なる反応が返ってくる。機械にはそういう気まぐれさはないから好きだ。記号好き数字好きで、テレビゲーム、ワープロ好きなのは今も変わらず。移り気で飽きっぽい自分にとって、コアのようなものといえるかもしれない。

◆お絵描きとかもやりたいと思ってはいるのだけれど、絵に対する執着は幼い頃は薄く、ゆえに始めてもすぐ挫折する可能性は高い。マンガとかも読まないこともないし、上手い絵に感動することもあることにはあるのだけれど、マンガを読むのも単純に家族がマンガ好きだったからというのが大きいように思う。環境依存な面が強い。まあそれでも絵(とりわけマンガの絵)というのは現実よりは記号的なので、現実の複雑さよりは好きであることには変わりがない。

◆音楽でいうと、親のお下がりのケータイで音鳴らして遊んでいた。昔のケータイは音符を手打ちして曲を鳴らすことができた。作曲というにはあまりに稚拙ではあったが、結構楽しかった。今でも聴けるだろうか。

◆ごっこ遊びだったり、色々妄想するのも好きだった。ぬいぐるみを使ってお店屋さんごっことか、わりといい年までやっていた。あと、自作ゲームの妄想とか。これは今でもやっている。小学生の頃、無人島での冒険譚を想像して書けという課題が出て、普段の作文はほとんど書けないのにクラス一の超大作を提出した記憶がある。小説とか書いてみるのも楽しいかもしれない、でもやっぱり楽しくないかもしれない。妄想は好きだが文章を書くのは好きでない。文章を書く行為というのが、人間の脳にとってかなり不自然な行為であるような気がずっとしていて、実際頭に結構負担がかかるのだ。人間の思考は基本的に脈略のないものだけれど、それを無理矢理秩序立てて他者に伝わるよう編集する、という行為を経ないと文章は出来上がらないわけで、それはちょっと大変なことではある。このブログ記事みたいにとりとめのない感じの文章ならいくらでも書けるっちゃあ書けるのだが。

◆あと忘れていたのが、放浪。体力ない割にふらふら出歩くのは好きだった。放浪は好きだが、街を歩く他人とか外の風景とかに関心を抱いている風でもないので、放浪が好きというよりは、軽い運動をしながら色々ぼーっと妄想するのが好きなだけかもしれない。

◆疲れた、続きを書くかもしれないし、書かないかもしれない。

断片013、クッキークリッカーのはなし

anond.hatelabo.jp
◆この増田を読んでからずっとクッキークリッカーをやっている。一時的な中毒性という点ではもっと優れたクリッカーゲームもあるとは思うけど、なんせボリュームがあるのでなかなか飽きない。あと、わりとシステムがややこしいので、効率を考えると考えること(と計算)が増えて、それはそれで楽しい。現在のcookieの貯蔵量は30undecillion、CpSは11.414nonillion。ここまでくると、クッキーの稼ぎ方が今までとは変わってくる。少し前までは、FrenzyとClick Frenzy or Dragonflightの重複がくればガッツポーズという感じで、それを狙いにForce the Hand of Fateを時折召喚してくる、という方針だったが、CpSの伸びがしょっぱくなり、貯蓄量が増えてくると、FrenzyとBuilding Specialの重複が来たときにConjure Baked Goodsを使ったほうが枚数稼げることがわかった。FrenzyとDragonflightの組み合わせでどのくらい稼げるかというと、wiki見ると1クリックあたり15.6分稼げて、自分は一秒間に7.33クリックするので*1、15.6*7.33*22/60=42時間分のクッキーを稼げることになる。しかし、これだけクッキーが溜まってくると、42時間分のクッキーといえども0.011*60*60*42/1000=1.6undecillionぽっちである。それに引き換え、FrenzyとBuilding Specialが重複した際にForce the Hand of Fateを使うと、350個ある施設がBuilding Specialに当選したと仮定して、7*35*30/60=122.5時間分のクッキーが得られる。FrenzyとDragonflightの組み合わせの約3倍のクッキーが得られることになる。だいたい5undecillionくらい。このように、Conjure Baked Goodsの持つポテンシャルは相当のものだが、全貯蔵クッキーの15%以上のクッキーは得られないという制限があるので、中盤まではそんなに出番がなく忘れ去られがちなのだ。注意する点としては、Conjure Baked Goodsはマイナス効果がエグいので(15分ぶんのクッキーを失い、さらに15分clot)、Diminish Ineptitudeを先に使ってやったほうがよい。で、新要素のGardenに登場するBakeberryって植物がなかなかエグくて、収穫した際に半時間分のクッキーが得られる。全貯蔵の3%以上は得られないという制限があるとはいえ、これは結局Conjure Baked Goodsとほぼ同じ効果である。しかも、Gardenは最高で36個植えられるということは……貯蓄さえ十分なら、先ほどの計算を引用すれば、一気に122.5*36=4410時間分のクッキーを得ることができる。4410/24=183.75日だから、ほぼ半年分のクッキーを一気に獲得してしまう!!!?。まあ、Bakeberryの種を入手できる確率はそこそこエグいのだけれど*2、これぞインフレゲーって感じ。ワクワクしちゃう。それにしてもクッキークリッカーの日本語wiki、充実しすぎだよな……和訳のところとかきっちり元ネタまで記してあるし、見てるだけで時間が飛ぶ。

*1:マウスクリック連射速度テスト このサイトを使用させていただきました

*2:そこそこエグいのだけれど、なぜか手に入ってしまった

断片012

◆社会階層の分断みたいな話、定期的にはてブでバズるし、今もバズっているけど、そんな感じの話をしようと思う。かなり脱線しちゃってるけど。

◆自分の卒業した小学校は、どちらかというとガラが悪いほうで、授業サボるやつとか、学校にタバコ持ってくるやつとかが普通に居る感じだった。で、そんな感じのクラスの中で一番のヤンキーと席が隣になっちゃったことがあって、ビビっていたのだけれど、そのヤンキー全然授業に出ないからわりと気楽だった。そのヤンキーが珍しく授業に出たときのことなんだけど、久々の授業だからか、明らかに集中力を欠いていて、「ちんこが痒くなってきたんだけど、あっ、勃ってきた」とか俺に話しかけるわけです。知らんがな。で、「せっかく勃ったから、俺のチンコ見る?」とか尋ねてきて。なにがどうせっかくなんだよ。でもまあ俺はビビりですから、ヤンキーの気を悪くさせないように、「見る見る」とか言うしかなくて。見たら見たで「どう思う?」とか感想を求められて。色々考えて「おっきいよ」と答えといたよ。普通授業中にチンコ見せるか? ヤンキーの考えることはほんとにわからない。

◆で、中学受験をしまして、国立中に行ったんですよ。この国立中がお坊ちゃんお嬢ちゃんばっかりで、結構カルチャーショックだった。入学して一番びっくりしたのは、歯の矯正で歯になんかはめている人がとにかく多かったこと。小学校時代にはまったく見たことなくて、歯の矯正って概念をそこで初めて知った。そして、今調べたけれど歯の矯正って費用めちゃくちゃするのな。100万近い。それだけ金持ちの子どもが多かったのだろうな。あと、友達の家に遊びに行ったりしてびっくりしたのが、一軒家に住んでいるって人が多い。一軒家に住んでいる子、小学校のときはまず居なかった。あと、医者志望の子どもが多かったのにもびっくりした。英語の授業で将来の夢をスピーチしろ、みたいなのがあったけど、半数以上が壊れたスピーカーみたいに"I want to be a doctor."って言ってて怖かった。

断片011

◆数年前、1万円もする良い感じの万年筆(パイロットのカスタム74ってやつ)を買って、文字を書くときはだいたいその万年筆を使っていた。けれど、久しぶりに100円のちゃちいシャーペンを使ってみたら、案外書き心地が良いというか、むしろ万年筆の書き味より好きだということに気がついてしまった。今持ってる万年筆って、金ペンだから書き味が良すぎて滑るんだよなあ。もちろん長時間書いても疲れないとかメリットはあるんだけど、あまりにスラスラ筆が進みすぎて字がぐじゃぐじゃになってしまう。シャーペンだと書き味がスムーズでないぶん、字も自ずと丁寧になる。いっそのこと鉛筆でもいいかもな。でも芯を削る面倒くささとか考えるとやっぱシャーペンがベストかもな。